【送料自由の期待値】ゾゾタウンの送料設定で関西人のケチさを再確認ｗｗｗｗｗｗ

ゾゾタウン（ZOZOTOWN）が今月から試験導入した”送料自由”

23日までの集計結果が公表されましたが、

関西人の動きが予想通り過ぎた(真顔)

ゾゾタウン（ZOZOTOWN）の”送料自由”は、文字通り送料を購入者が自由に決められるという驚きのシステムです。

実際に購入者がどのくらいの金額を設定したかというと

平均送料　96円（税込）

送料0円の選択率　43％

となっているようです。

これにわざわざ地域別の集計結果も発表してくれていますが、

「1位は福島県の111.73円で最下位の47位は奈良県の86.05円。ワースト5を京都府、滋賀県、兵庫県、大阪府、奈良県と近畿地方が占める結果となった。」

参考サイト→WWD JAPAN.com

とのこと。

やっぱり土地柄ってのはありますね。

関西勢は送料を低く設定する傾向にあるようですｗ

ただ、個人的には”最下位”とか”ワースト”と表現されてるのはちょっと違和感あります。

『多く払う人は良い人で、払わない人は悪い人』みたいな考え方が透けて見えます。
(・ω・;)

とはいえ、こういう思考パターンの方が一般的であるのは間違いないです。

「無料に設定するとケチだと思われるから、本当は0円にしたいのに100円にした」みたいな人はけっこう多いと思います。

ゾゾタウンの場合は顔の見えないネット販売なので平均96円となってますが、これが対面販売の場合だと平均送料は跳ね上がるでしょうね。

ゾゾタウンの送料の初期設定は400円なので、もし対面だったらそのまま400円払う人がかなり多くなるんじゃないでしょうか。

ゾゾタウン的期待値

まだ導入開始したところですが、今のところ『送料自由の期待値は96円』ということが判明しました。

あとはこの期待値を元に販売価格を設定していくだけだと邪推しています。
(｀･ω･´)ｷﾘｯ

これまで送料無料だった5000円のものは4904円。

3000円+送料400円だったものは3304円で販売すればOKですね。

実際は価格帯による送料設定の違いや、ライバル社の価格との兼ね合いもあるので上の例ほど単純ではないですが、だいたいそんな感じじゃないでしょうか。

とりあえずゾゾタウン的には例え購入者全員が送料無料を選択してもダメージはほとんどないでしょう。

じゃあ結局”送料自由”ってなんなんだって話ですが、

完全に広告戦略です。

今回の”送料自由”はかなりインパクトがあったので、メディアやネットニュースでかなり取り上げられました。

ほとんどお金をかけずにゾゾタウンの名前を売ることに成功しています。

内容的にも購入者にお得なシステム(少なくとも見た目は)なので、イメージアップにもなっているでしょう。

ゾゾタウンは以前にも「ツケ払い」システムの導入で話題になってますし、広告宣伝の上手い会社みたいですね。

ゾゾタウンを運営するスタートトゥデイの株価も右肩上がりです。

余談ですが、以前には元芸人の西野亮廣(にしのあきひろ)さんが

絵本”えんとつ町のプペル”を無料公開
↓
SNSなどで炎上
↓
話題になって絵本の売り上げUP！

なんてこともありました。

さらにそういう広告手法について書いた本を最近出して、こちらでも稼いでいるようですｗ

最近は宣伝のやり方が昔とはかなり違っていて面白いですね。
(・∀・)

購入者の期待値

さて、では購入者側の期待値はというと、

送料0円に設定するだけで期待値96円UP
(｀･ω･´)ｼｬｷｰﾝ

です。

超美味しいですｗ

誰だってそーする

関西人の俺もそーする

運送業者の期待値

そもそも発端になってるのは、昨今の運送業者の疲弊が話題になってきたからだと思います。

安過ぎる送料のしわ寄せで、末端の配達員のブラック環境ぶりがクローズアップされてきています。

最近はヤマト運輸のamazon送料値上げなんかもニュースになっていたので、徐々に改善されていくのかもしれません。

かといって、ゾゾタウンで購入する時に送料を高く設定したところで、その分が運送業者に回るわけではないと思います。

「運送業者さんが大変そうだから」という理由で送料を高く払っても、おそらくあまり意味はないでしょう。

”送料自由”は運送業者さん的には期待値プラスでもマイナスでもない気がしますね。

運送業者さんの負担を減らしてあげたい場合は「再配達にならないようにする」とか「営業所止めにする」という方が直接的に助かると思います。

誰だってそーする

元末端配達員の俺もそーする