【ピエールの期待値】フランスじゃんけんには出す意味のない手があると話題に！勝ち方を考察してみた。

フランスのじゃんけんには第4の手が存在します。

それが単純なじゃんけんを戦略と心理戦のゲームへと昇華させるのです！
(｀･ω･´)ｼｬｷｰﾝ

ついでに日本式じゃんけんの勝ち方も紹介するよ♪
(・∀・)☆ｷﾗｯ

ピエールを出す意味が皆無のクソじゃんけん pic.twitter.com/MfaUnMdp3S

— 米ット (@ottimorice) January 21, 2022

最弱の手、その名はピエール。

フランスのじゃんけんには4つの手があります。

日本にないのはピュイ(井戸)で、ピエール(石)にも勝てるグーみたいなものですね。

この第4の手があることで、実際にはピュイ(井戸)の方が日本で言うグーの立ち位置になってます。

それぞれの勝率を計算すると、

フェイユ〔パー〕
　→ピュイとピエールに勝てる。勝率50％

ピュイ〔グー〕
　→シゾーとピエールに勝てる。勝率50％

シゾー〔チョキ〕
　→フェイユにのみ勝てる。勝率25％

ピエール〔最弱のグー〕
　→シゾーにのみ勝てる。勝率25％

しかし、ピエールを出すくらいなら上位互換のピュイを出した方がいいです。

なのでピエールを出す意味がゼロ。
(・ω・;)

ということで、普通に考えると『フェイユ・ピュイ・シゾー』の3つでの勝負となります。

結果的に日本のじゃんけんと同じく、勝率は33％ずつということです。

しかし！

それは机上の空論！！

実戦では最弱のピエールを出してくる傾奇者もいるでしょう。

そうなると、通常のじゃんけんでは釣り合っていたパワーバランスが崩れます。

フランスじゃんけんで最強の手は・・？

ピエールが存在することで、次の理論が成り立ちます。

ピエールを出される可能性が1％でもあるのなら、ピエールに負けるシゾーは出しにくい。
↓
つまりフェイユかピュイが出される可能性が上がる。
↓
フェイユかピュイが出される可能性が高いなら、ピュイに勝てるフェイユが有利。

ということで、

フランスじゃんけんで期待値が最も高いのは『フェイユ』

ということになるんじゃないでしょうか。

ぶっちゃけ大差ないと思いますけどね。
(・∀・)

日本のじゃんけんもパーが有利？

実は3すくみの日本のじゃんけんでも『パーが一番勝ちやすい』という話があります。

人間がやることなので、3つの選択肢があっても均等に選択されるとは限りません。

とある大学で725人にのべ1万1567回のじゃんけんをしたところ、

グー・・・4054回
チョキ・・・3664回
パー・・・3849回

となったそうです。

統計で考えると、”一般にはグーが多く、チョキが少ない”ということになります。

つまり、日本のじゃんけんでもパーが一番期待値的が高いと言えそうです。

”最初はグー”は勝ち方が変わる

同じ研究で2回続けたじゃんけんはのべ1万0833回あり、そのうち同じ手を続けて出した回数は2465回で1/4程度。

つまり『人間は2回続けて同じ手は出しにくい』と考えられます。

この性質を使った勝ち方があると言われるのが”最初はグー”のじゃんけん。

最初にグーを出すということは、次はチョキかパーの確率が上がります。

結果的に『最初はグーの場合はチョキが一番勝ちやすくなる』ということになります。

ちなみに”最初はグー”を考え出したのは志村けんさんだと言われています。

飲み会で酔ってる人でもタイミングが取りやすいから始めた掛け声だそうで、勝率を上げるために考案したわけではないみたいですね～。

フランスじゃんけんの奥深い心理戦？

話は戻ってフランスじゃんけん。

ピエールが3すくみのバランスを壊すことで、日本のじゃんけんより心理戦が面白くなるかもしれません。

例えば、

始める前に「ピエールを出す」と宣言する。
↓
宣言された方は「ピエールならフェイユで勝てるけど、それを狙ってシザーを出すかも。それならピュイを出せばシザーに勝てるし、本当にピエールを出されても勝てる」という戦略に。
↓
宣言した方は”その裏をかいてフェイユを出す”

とか。

ピエールの存在が作った歪みによって、3すくみのじゃんけんより心理戦の深みが出る気がしますね。

なんにしろピエールを出す意味はないんですけど。
(ノ∀`)タハー

フランスじゃんけんの統計もどこか出してないかと調べたけど、残念ながら見当たりませんでした。

本場フランスでは実際にピエールが出される確率ってどのくらいあるんでしょうねー。

ということで、話題のフランスじゃんけんについて考察してみました。

飲み会に行った時は『最初はピエール』で遊んでみてください♪
(´∀｀*)ﾉｼ